ご挨拶Message

自動車用動力伝達技術研究組合(TRAMI)は、20184月、駆動・電動技術の産学連携基礎研究を行うことにより学のサイエンス進展と産学人材育成を推進し、日本の産業力の底上げと持続的な科学技術の発展に貢献することを理念として、日本の自動車メーカー9社とトランスミッションメーカー2社により設立されました。

 

設立から3年間で多くの成果を上げてきました。一例をあげますと、経済産業省の補助事業『次世代自動車等の開発加速化に係わるシミュレーション基盤構築事業』に採択され、産学連携でトランスミッション内の現象解析に取組み、主な型式のトランスミッションモデルを構築し、モデル間のインターフェースを定義するガイドラインと共に公開しました。また研究を下支えする設備環境としてオープンラボの設置を完了、運用を始めています。2021年度現在、研究テーマは39、連携する大学は26(学からの公募研究制度7大学を含む)、共同研究企業14社、賛助会員23社の活動に加え、6社のご協力をいただきながら共同調査制度を今年度から開始しました。

 

2050年カーボンニュートラル実現に向けて、日本を始め世界中で非常にチャレンジングな目標が掲げられています。当組合においても研究の重点を従来の駆動系技術領域に止めず、電動化に関わる領域にも拡げました。これらの研究を通じて日本の技術力向上はもとより、エンジニア間の相互研鑽や次世代を担う人材育成の活性化に取り組んで参ります。多くの大学や研究機関また協力メーカー等関連の皆様の共感を得、賛同していただくことで、国際競争力を向上させるとともに、日本産業の発展に貢献できるよう努めて参ります。

 

理事長 橋爪 秀史