【研究目的】
駆動系フリクション(混相流)の流体解析(CFD)による予測精度、効率を実用レベルに高めるため、湿式クラッチの流体摩擦現象に着目し、気相の発生・成長メカニズムの解明、ドラグトルクに与える物理量の把握、その影響度を明確にする。
【研究内容】
アクリル平板と対向する金属円盤を回転駆動させる試験装置(下図)を用いて、湿式クラッチの油膜の状態とドラグトルクの相関、および油膜の状態に影響する物理量の把握、またその影響度を明確にする。
また、油膜の状態からフリクション(ドラグトルク)を予測できるモデルを構築するための手法研究を行う。