【研究目的】
モータ各部の温度予測精度向上を主目的とする。左記主目的に向け、モータ内部の空気と油の混在した状態(混相流体)の流れ場解析手法の確立を目的とする。研究は、ロータ/ステータのギャップ部とコイルエンド空間部に分け、推進する。
FY20は ギャップ部は可視化手法の確立と流動現象解明、コイルエンド空間部は流動現象把握と可視化ノウハウ構築にフォーカス。
【研究内容】
・研究題材:プリウスの駆動用モータ(実験装置はRe数を合わせて諸元を決定)
・作動流体:実験は、水などを使用
・実験部位
(1)ロータ/ステータのギャップ部
・実験:ハイスピードカメラによるロータ/ステータのギャップ部の流れ場の可視化
・解析:蛍光粒子等を用いた画像からPIVで解析
・実験装置:モータを模擬した二重円筒実験装置
(2)コイルエンド空間部
可視化実験/解析(巻上げオイルの影響)
・実験:ハイスピードカメラによるコイルエンド空間のオイルの流れ場の可視化
・解析:蛍光粒子等を用いた画像からPIVで解析
・実験装置:二重円筒実験装置(=ギャップ部可視化装置)及び 実機モータを模擬したコイルエンド部可視化実験装置