THEME研究テーマ

委託研究テーマ(Aスキーム)

2021年度

摩擦伝達研究

21A3-2-02 摩擦伝達要素の摩擦ベクトルを加味した面圧、滑り状態解析

研究:

同志社大学 大窪研究室

【研究目的】

トランスミッション内部の摩擦伝達要素は、その機能に応じて摩擦係数をコントロールする技術が求められる。
摩擦要素の実機使用状態での摩擦ベクトルを加味した面圧、滑り状態を調査し、東京理科大学と九州工業大学で実施している
摩擦基礎解析の摩擦領域を明示する。また、要素の摩擦特性を変更した場合の伝達システムとしての性能影響を確認する。

【研究内容】

摩擦により動力が伝達される実機部品(CVTベルト)を用いて、
 ①滑り速度 ②荷重分布 ③摩擦ベクトル
の観察を行い、摩擦係数の基礎解析条件を明らかにする。
また、表面テクスチャによる摩擦異方性の特性を変更した場合の性能(伝達損失)への影響を確認する。