【研究目的】
自動車等の動力伝達システムの作動油において、気泡を含む油の剛性モデル化に向けての知見を得ること、さらにそれらの知見を踏まえた油の剛性モデルを構築する。
【研究内容】
自動車のミッションオイルなどの作動油中の気泡は、油圧要素の効率や油圧安定性、騒音や振動など、動力伝達システムに悪影響を与える。
最適なシステムの設計には、気泡径や気泡量、気泡の溶解や析出の条件を再現した油の加圧減圧実験を行い、気泡を含む作動油の油圧剛性を解明する必要がある。
本研究では油に含まれる気泡径や気泡量、気泡の溶解や析出が油圧剛性におよぼす影響を明らかにし、油圧剛性のモデル化を実現することを目的とする。