【研究目的】
電動機の高回転化を想定した高減速比トラクション減速の動力伝達能力、伝達効率、音振などの基礎特性を明らかにする。
また、予想される高周速における伝達効率の低下を改善する手法を探索する。
【研究内容】
周速75m/s(電動機入力50,000rpm相当)の高周速試験が可能となる試験機を用い、ローラに複数種のテクスチャを付与し、効率(トラクション係数)向上のメカニズムを油膜、油流れ観察も使い解明する。
さらにトラクション係数向上に向けた冷却性能向上手法を、油膜温度推定計算のアプローチ及び油流れ可視化を用いて提案する。
・テクスチャによるμ向上
テクスチャとトラクション係数・油温との関係を把握し、効果的なテクスチャを提案
・冷却性能実機効果確認
得られた効果的な冷却方法を実機を用いて確認