THEME研究テーマ

委託研究テーマ(Aスキーム)

2022年度

機械伝達研究

22A3-3-01 高速回転・高PVギヤのかみ合い摩擦・スカッフィング摩耗に関する研究

研究:

鳥取大学 本宮研究室
【研究目的】

30,000rpm相当周速の高速回転ギヤに関して、かみ合い摩擦・スカッフィング摩耗に及ぼす歯面テクスチャ・潤滑油・PV条件の影響を明らかにし、高回転モータ駆動ギヤの伝達効率向上・歯面損傷低減につながる知見を見出す。

【研究内容】

2020年度までは、新設の動力循環式歯車試験機を用いて、歯面テクスチャ仕様を振ったギヤのMTF使用時の伝達効率を計測し、かみあい摩擦係数μの算出式を新たに導出した。

2021年度からは、 現行HV・EV車の約2倍の高速回転・高PV領域でのかみ合い摩擦・スカッフィング摩耗を、下記の実機使用環境で研究する。

①高速回転ギヤの歯面テクスチャ種類を拡張し、かみ合い摩擦に及ぼす影響を調査(FY21)
②高速回転ギヤの低粘度油(ATF)領域の油膜形成・かみ合い摩擦の検証(FY22)
③現行HV・EV車の約2倍の高PVギヤのスカッフィング摩耗の基礎研究(FY23)