【研究目的】
設計段階で駆動用モータの温度予測精度の向上。
油冷モータにおいてコイルエンド内部のオイルの流れ場、熱場を解明し、コイルの濡れ面積(熱交換面積)と各部の熱伝達率を明らかにする。
コイルエンド形状のような複雑な形状の2相流の流れ場・熱場を解明する。
【研究内容】
コイル内部のオイルの流れ場・熱場を実験/計算の両面で研究。
題材:プリウスの駆動用モータ
実験装置:①コイルを羅列した簡易実験装置
②実コイルを用いた装置
実験方法:中性子線でのコイル内部のオイルの可視化
計算:東工大 TSUBAME(スパコン)を利用し大規模計算
計算手法:格子法(格子ボルツマン法)
作動流体:オイル (計算コストの観点で場合によっては水を使用)
研究方針:流れ場を計算し、熱場へ拡張
簡易評価⇒実コイル形状へ拡張