【研究目的】
超高速電動化に伴いモータの高効率のスウィートエリアをより積極的に使う変速機のシステムを検討する。
また超高速電動化用として変速機を含めた従来にない新機構の可能性を検討し、新たなる研究テーマを創出する。
【研究内容】
・超高速小型モータのメリットを生かす変速機では、高減速比が必要となりスケルトンや伝達機構の選定が課題となる。
・またMOT効率のスウィートエリア、加速力、最高速度を狙うために、変速機側とモータ特性の連成問題が発生する。
・以上の課題を踏まえ、以下を研究していく。
(1) 従来の伝達・変速要素を組み合わせて5万rpm超の機構10モデルを仮定し、10モデルの解析により効率や
重量を含む性能予測を行い、各要素の寄与度、感度解析を行う。良電費高頻度を狙った変速マップを検討する。
また、MOT効率スウィートエリアへの追従性に優れる無段変速機構の準備研究に着手する。
(2) 上記感度解析を踏まえ、感度が高い要素部品の更なる効率向上、新機構の検討、新規研究に落とし込む。
(3) 研究が先行している海外の学会・論文を調査し本研究と比較することで、本活動の有効性を客観的に検証する。