THEME研究テーマ

委託研究テーマ(Aスキーム)

2023年度

流体制御研究

23A3-5-05-1 オイルポンプの騒音に及ぼす気泡混入影響の解明

研究:

横浜国立大学 佐藤研究室

【研究目的】
電動パワートレーンにおいて、モーター冷却の効率を向上するために積極的に気泡含有オイルを活用する技術が検討されている。
気泡の混入はポンプにおいて振動や騒音の発生原因となる為、騒音抑制と気泡制御を両立させるべく、ポンプ騒音への影響を把握する。

【研究内容】
21~22年度はオイルに含有している気泡の、気泡含有率及び気泡径とポンプ特性
(ポンㇷ゚ロータ/ギヤ挙動・駆動トルク・圧力脈動・騒音)との関係について研究した。
特に駆動トルクと圧力脈動・騒音に関しては、相関関係を式に表し提案した。

23年度は、気泡含有オイルの気泡性状がポンプ騒音に及ぼす影響に関して、より深く調査。
・気泡の性状(気泡含有率・気泡径)と圧力脈動・騒音との相関式の精度向上
・取得データに基づく実験式と、物理モデルとを補間するパラメータ選定法の構築
・気泡含有オイル循環時における、振動・騒音低下条件(運転状態)の観測と考察