【研究目的】
超高回転では撹拌損失防止の観点から従来以上に潤滑供給油量の最小限化が求められるため,接触部に届きにくくなる.確実に接触部に届かせる技術,最小限の油量で効率良く潤滑の効果(油膜確保,冷却)を得る技術が必要となる.
【研究内容】
遠心力を加味した回転体の接触部の潤滑状態の可視化,定量化を行う.
潤滑油の供給方法,油量をパラメーターに,接触部の油膜形成状況,冷却効率との相関を求め,最小限の油量にて効率の良い潤滑方式を提案する.
★FY23までの研究に対し
●対象をBrg,歯車,ジャーナル軸受 等に拡大 ← トラクションに特化
●今考えられる低粘度油として使用油をATFに変更 ← トラクション油
●実機の接触状態に近い平行軸の設備に改造 ← 直交軸での接触での解析
●超高回転の角速度を想定し,遠心力の影響付与 ← 摺動速度のみ再現,Max3,000rpm