THEME研究テーマ

委託研究テーマ(Aスキーム)

2024年度

流体摩擦・熱研究

24A3-4-04 潤滑液飛沫の研究

研究:

東京大学 渡村研究室

【研究目的】
トランスミッションのオイル潤滑としては,液体形態の供給だけでなく,気体中のオイル飛沫で行う手段も有効である.高回転環境において飛散する方向と量の予測が,熱の収支や潤滑システム設計には必要である.オイル飛沫について,ギヤかき上げによる飛沫の発生形態や飛翔変形等必要な実験データの取得,観察を行い,高回転のCFD計算技術を向上させる.

【研究内容】
ギヤの回転により発生した飛沫について,その挙動(変形,微粒化,飛翔等)のメカニズムをCFDで解明するための課題を抽出する.特に高回転下で流体特性値による飛沫挙動変化を取得し,CFD再現に繋げることが重要.高回転の環境に影響が大きいと考えられるものを抽出できるようにする.
・回転数によって飛沫がどこまでどうなるのか
・計測は何でどこまで出来るのか出来ないのか

研究項目
・汎用カメラによる観測(高速カメラは限界回転まで)
・光学計測による飛沫状況
・実験する回転速度:5万rpm