THEME研究テーマ

委託研究テーマ(Aスキーム)

2024年度

熱流れ・冷却研究

24A3-6-05 超高回転モータGAP部のロータ風損および放熱メカニズムの解明

研究:

大阪公立大学 須賀研究室

【研究目的】
超高回転域では,風損が大きくモータの最大回転速度を押し下げる要因となる懸念がある.しかし超高速回転の高Re数条件下での風損特性は定量化されていなく,モータの設計パラメータであるステータやロータの溝形状との関係は不明瞭であるため,風損低減設計が困難である.本研究では,5万rpm超モータの風損を解析し,ステータやロータ形状に対する風損の関係を明らかにすることを目的とする.

【研究内容】
5万rpm超を想定したロータ/ステータGAP部の流れ場の研究を実施
計算対象:プリウス駆動用モータGAP部の2重円筒モデル
     (ロータとステータの双方に溝がある形状)
作動流体:空気
計算手法:格子法(格子ボルツマン法)
  計算:東工大 TSUBAME(スパコン)を利用し大規模計算
研究方針:’21~’23年度の委託研究成果を活用し、研究対象を拡大
     5万rpm超想定の高Re数GAP部2重円筒を計算
     →溝の深さや幅など形状因子の流れ場影響を検証