THEME研究テーマ

委託研究テーマ(Aスキーム)

2025年度

機械摩擦・熱研究

25A-A01-03 高回転環境における有効な潤滑供給に関する研究

研究:

東海大学 落合研究室

【研究目的】
超高回転では撹拌損失防止の観点から従来以上に潤滑供給油量の最小限化が求められるため,接触部に届きにくくなる.確実に接触部に届かせる技術,最小限の油量で効率良く潤滑の効果(油膜確保,冷却)を得る技術が必要となる.

【研究内容】
・5万rpm領域実験が可能な平行軸実験設備の構築
・各種機械要素(トラクションローラ,歯車,BRG.等)に応用可能な実験方法,実験条件を見出す.
・上記実験設備,方法,条件による遠心力を加味した回転体接触部の潤滑状態の可視化,定量化.
・実験結果に基づき,潤滑油の供給方法,油量をパラメーターに,接触部の油膜形成状況(油膜厚さ分布),冷却効率との相関を求め,最小限の油量にて効率 の良い潤滑方式を提案.
・潤滑改善のためのディンプル等テクスチャ₋効果の可視化,定量化.