【研究目的】
高回転下のギヤ歯面潤滑に関し,オイルポンプなどの損失が無い高効率な潤滑システム実現のため,軸心(歯車歯底)からの遠心給油潤滑の研究を行う.
【研究内容】
・高回転(モータ 5万rpm)下において,ギヤ歯面への軸心給油が潤滑として有効に機能し,かつフリクション増加を抑制した高効率な手段と成り得ることのデータでの裏付け(可視化、グラフ化).
・潤滑とフリクションの最適バランス探索の為,潤滑有効性(噛合い発熱抑制,抜熱,油膜厚さ)と跳ね返り(フリクション増加)に対する給油吐出量影響パラメータ(穴径・穴長さ・OIL粘度etc)の感度把握 の関係データ把握(可視化、グラフ化).
・ギヤボックス設計段階で影響パラメータの諸元を決定可能とする為,潤滑有効性/跳ね返りと影響パラメータの関係予測可能なCFDシミュレーションモデル構築.