THEME研究テーマ

委託研究テーマ(Aスキーム)

2025年度

電動化研究

25A-E06-03 モータ電磁加振力の高精度予測とNV原因の解明

研究:

横浜国立大学 赤津研究室

【研究目的】
電磁加振力予測により円環での振動モードやアキシャル方向の振動モードが発生するかを確かめ,NVの原因となる電磁加振力による振動発生メカニズムを解明する.

【研究内容】
TRAMIが目指す50,000rpmのような超高回転域での駆動はステータの共振周波数に当たる危険性が高まる.そこで,共振現象を回避するためにモータの電磁加振力を推定する手法が必要である.

『サンプル電磁鋼板(1ティース)』『原理検証用モータ※1』『原理検証用モータ改造品※2』とステップアップしながら,それぞれ下記を行う.
 ※1:ティースサイズ大,エアギャップ大など,測定機器を付け易く作ったモータ
 ※2:※1をベースにロータ偏心,傾き,ロータ-ステータ軸ずれなどを意図的に組めるようにカスタマイズしたモータ

①磁束密度・歪み・加速度の実機測定,解析の精度を上げ同定する.
②電磁加振力の解析結果から,実機での電磁加振力を推定する.
③電磁加振力を活用し振動モードを推定する.※3
 ※3:音振動研究会にて構築した振動伝達影響を明確化した構造解析手法活用予定
④電磁加振力とNVの原因となる振動モードの関係を明らかにする.