THEME研究テーマ

委託研究テーマ(Aスキーム)

2026年度

計測技術研究

26A-Y904T 高速摺動部の低ノイズ電気信号伝達技術の研究

研究:

名古屋大学 野老山研究室

【研究目的】
5万rpm実働状態での計測を実現するためには,低ノイズで信号を伝達する手段が必要となる.
スリップリング等の電気接合部で発生するノイズの原因を特定し,低ノイズでの信号伝達技術を確立する.

【研究内容】
 計測技術研究委員会で取り組んでいる「超音波による内部温度計測」では,2.25MHz・100μV程度の高周波・微小信号を計測し,音速の違いから内部温度を求める技術開発を進めている(図1).

 この技術を5万rpm実働状態に適用するためには,回転体に取り付けたセンサからの信号伝達技術が必要となる.信号伝達には,スリップリング等の摺動接点が用いられるが,接点部ではノイズが発生し,通常の計測系であれば,バンドパスフィルタを用いて,ノイズを抑制する手法が取られる.しかし,今回のような高周波・微弱信号で,且つ,音速を測定する目的では,バンドパスフィルタが使えず,接点部でのノイズ発生自体を抑える取り組みが必要となる.

 そこで本取り組みでは,接点部でのノイズ発生の原因と対策を明確にし,低ノイズでの信号伝達技術を確立する.