What’s 駆動技術

産学連携

【産学連携】告知:第2回産学連携講座を12月16日に開催します。

 第2回産学連携講座を12月16日(金)東京理科大学 葛飾キャンパスにて開催します。

 

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 今回は、東京理科大学工学部トライボロジーセンター長の佐々木先生にご協力いただき開催いたします。

 

 TRAMIの活動は、組合員全体の共有の困りごとを技術研究で解決するだけでなく、

アカデミアの皆さんと一緒に人材育成しあいながら成長していこうという志を持っています。

そのような志の中で企画するのが、この産学連携講座なのです。

 

 6月に同志社大学で行われた第1回産学連携講座は、産学合わせて約350名の皆様に参加していただきました。

第1回の講座は、既存技術であるCVTを題材にし、技術の深掘りをテーマとして開催しましたが、

2回目の講座を検討するにあたり企画メンバーと議論しました。

  「第2回講座ですが、何やりますかねぇ~」

  「・・・」    ・・・この間、結構長かったです。(笑

  「第1回目は既存の技術であるCVTだったので新しい技術、例えばAIとかにしましょうか?」

 

 自分や企業が成長する中で、既存の深掘りと、新規技術探索を交互にやっていくことで、

効率的で着実な成長がうながせる・・・このコンセプトをそのままこの企画に反映したらどうなるだろうか?

第2回は、駆動技術開発に関係する新しい技術に関わるものとしよう!

 

 ご存じのように駆動技術は、とてもトラディショナルで成熟した技術です。ドライバーに気づかれずにこっそり変速し、

効率93%を95%にしようと磨き上げるような奥ゆかしくも縁の下の力持ち的な技術がベースにあります。

でも、開発者は、旧いやり方のままでやっているんでしょうか?

やり方を変えずにグローバルな競争の中で戦っていけるのでしょうか?

おそらく電動化も意識した製品開発をしながらも”開発の仕方の開発”をやっているはずです。

 

 今回は、その辺りをちょっぴり教えてもらおうとTRAMIの組合員にお願いしました。

(それが講座で講演いただく2テーマです。)

 

     

 

 

 

 さらに今回の目玉は、学からみなさんへのプレゼントです。

名古屋工業大学の平田先生にご講演をお願いしました。

平田先生は、新型コロナウィルス感染者数をAIを活用して予測し、国の政策への提言もされている方です。

よくテレビにご出演されているのでご存じの方も多いかもしれません。

 

 あれ?駆動技術の発展を促すTRAMIに新型コロナウィルスの予測? なにかTRAMIってブレ始めてないかい?

そう思われる方多くいらっしゃると思うんです。

そうではないんです。駆動技術や機械要素開発にも、AIや先進技術や設備が導入されたり、

別領域の技術が転用されたりしています。見た目は似通った技術でも、時代や企業が変われば作り方が変わる。

判断の仕方も、お付き合いする方々も、さらにはお客様への訴求点も変わってきます。

そういう時代にかなり前から突入しています。

 もう少し具体的にいうと、既存のベーシックな技術と知識を基盤する技術者が、AIやモデルなどの新しい技術を

駆使したり、様々な技術屋と連携することが求められます。

 

 ぜひこの講座に参加いただき、変わらない大切な価値を磨き上げるため、さらには新しい価値を提案し続けるために、

変わり続けている変わろうとしている駆動技術者の生の声をお聞きください。

そして、ご自身の中にある新たな自分を見出すきっかけにしてほしいと思います。

 

 最後に、平田先生の言葉が心に残っているのでお伝えします。

 

 『AIがこう言った、AIが言うには・・・だけではだめだと思います。数学的にはこうなりますではだめだと思うんです。

  物理や医学など、専門的な分野を知ってAIを使ったほうがいい。

  物理屋さんが納得するAIとは何か? が大切ですよね。

  物理屋さんは、”AIとは何か?”くらいは理解したおいたほうがいいですが、

  AIそのものを作り上げるのはAI屋さんに任せればいいと思うんです。

  互いに連携しあって、専門家同士が力を合わせて、複雑な課題解決をスムーズに実施して、

  魅力的な開発が今後大切になることを伝えたい』

 

 私も一人の参加者としてこの講座に参加します。

 

 さァみなさん。応募フォームへGo~~!!! 

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 PS.ご講演の後、現地では駆動系カットモデル等を囲んで技術交流会を企画します。

   国内自動車OEMが一同に集まる場です。学生の皆さん、業界説明的な場も用意していますので

   ぜひ友達と一緒に現地にお越しください。(学部、学科一切不問です。)

 

                                            運営委員(K.Y)